ビリー@クリエイティブ勉強中です。
この世界は正解がないから難しいですが、自分の考えを世に問えるという楽しみ・喜びがあります。
もちろん制作物を通して反響がない時の恐怖心はあります。
でも、単純作業のような退屈や飽きとは距離がある世界。その点は変化が好きな人には面白い業界でしょう。
マーケティングの理論も毎日のように変化アしップデートされるので、キャッチアップしなければなりません。
気鋭のクリエイティブディレクターによるクリエイティブ解説の書
その勉強の一環として手に取ったのがこの本。
最近よくメディアに登場しているクリエイティブ・ディレクターによる「クリエイティブとは何か」を解説した一冊です。
実際の広告クリエイティブ制作を例に、アイデアを「発想」する段階から実制作物を世に出す「実装」のフェーズに至るまでどのような点に気をつけて進めているのかが詳細に解説されています。
クリエイティブの発想と実装には「教養」が重要である
意外だったのは、「発想」するために必須のものとして、「教養」が挙げられていること。
過去の歴史や哲学に学び、クリエイティブ事例を知る。
いわゆる「巨人の肩に乗る」ことですが、その重要性を述べるだけでなく、著者が読んできた古典の名著が紹介されています。
挙げられていたものは有名どころで、名前は知っているものが多かったですが、古さを感じることもあり読んだことのないものがほとんどでした。
しかし、「クリエイティブ」という視点で捉え直されると興味深く感じられます。
すぐに今の仕事に生かされるわではありませんが、これらの作品から得られるものは持続性があり、きっと長く自分の栄養になる、そんな気がしてきました。(この影響で初めてカントの著作にチャレンジシしました)
最先端の事例と古典とを往来することで、現在の自分に不足しているものが浮き彫りになる、そんな一冊です。
画像引用:STASEON
同じテーマの記事はこちら
コメントを残す