『生産性』:ビジネス書解説 仕事における生産性を表す式とは?

ビリー@いわゆるクリエイティブ職です。

この職種における「生産性」とはどうやって測るべきなのでしょうか?

営業職なら勤務時間あたりの売り上げであったり、カスタマーサポート職であれば時間あたりの問い合わせ案件処理数であったりなど、数値で表しやすいと言えます。

翻ってクリエイティブ職の生産性は計測しづらいです。

ライター職であればただ単に文字数を多く書けばいいわけではないですし、デザイナーもまた然り。

クリエイトした制作物からいかに売上や好感度がもたらされたとしても、計測には時間がかかるし、また曖昧なものにならざるを得ないでしょう。

生産性=得られた結果/投入した資源

本書では生産性は「成果物」と「その成果物を獲得するために投入された資源量」の比率として定義されています。

言い換えれば、アウトプット/インプット。

これがわかってもクリエイティブ職の生産性が計測しづらいことは変わりないのですが、本書の主題ではそこではありません。

コンサルタント会社・マッキンゼーでの生産性向上の考え方やメソッドや多く紹介されています。

資料制作の生産性向上に役立つ「ブランク資料」って?

例えば「ブランク資料」。

これは新人コンサルタントが上司やクライアントから命じられた資料を作る前に、アウトプットのイメージを確認するために作る資料。

これがあるだけで生産性がグッと上がるのがわかります(この場合、特にインプットである投入される資源=時間を減らすことにつながる)。

他にも、リーダーシップの発揮やミーティングの進め方など、「生産性の向上」という目的を達成するのに寄与する具体的な手法がいくつも解説されています。

本書の大元となっている理念を理解し、手法を取り入れていけば、仕事でのアピールにつながることは間違いありません。

画像引用:Smart HR Mag.

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