私は最近、新しいセクションに異動した。
そこで上司から「ワンオンワンミーティング」が課せられた。
ワンオンワンミーティングと言うのはその名の通り、一対一での面談のことだ。
なぜこれをわざわざワンオンワンミーティングと言うのか。面談なんてもともと一対一ではないのか。
英語でいうとカジュアルでフランクな感じがするからだろうか。
確かに面談と言う言葉には、どことなく「評価される」「対面」「密室」などを連想させ、緊張感がある。
ワンオンワンはそれこそ1on1なので、緊張感のオーラを発揮しているはずだが、日本人である私にはそれが感じられない。
外国人が聞けば、ワンオンワンというフレーズに逆にピリッとするのだろうか。
それはともかくこのミーティングが実施されることになった。
上司からは今の仕事やプライベートの状態、自分に聞きたいこと、会社でやりたいことなどを毎週1回話したいと言われた。
「そんなにやるのか」と私は思った。
さらに「なぜこれを行うんですか」と聞いたら「やる理由は、もっとビリーさんのことを知りたいからです」と上司は答えた。
これは衝撃であった。
もちろんこれまでも新しい組織に所属した時は上司と面談を行い、メンバーとしてビジネス的な達成目標を立てることはしていた。
しかしまさにビジネスライクにいきなりそれをやるのではなく、まず「あなたのことをもっと知りたい」と言われたのは初めてだったからだ。
ここで表題に戻るが、「あなたのことを知りたい」と言われて嫌な人がいるだろうか。
いや、もちろん嫌な人はいるだろうが、それは最初から嫌いな人であったり、見ず知らずの人からいきなり言われたら当然嫌だとは思う。
しかし、それまで何がしかの関係があって人として友好的なつながりができている人から言われたら、悪い気はしない。というかちょっと嬉しいのではないだろうか。
私はこの言葉を聞いてこの人は信頼できるなと思ってしまった。私はだまされやすい人だろうか。当たりだ。
私は学生時代、入試の帰りにだまされたことがある。
入試の帰り道に声をかけられ、「合格通知を速報で送るから受験番号を教えてくれ」というものだった。たしか料金は1,000円だったと思う。
見事に引っかかってしまった。気づいたときには遅い。
いつの時代も、いたいけな学生を騙す悪い大人がいるのだ。
信頼関係のベースには相手の言動、行動がある。
ビジネスにおいて、これは社内メンバー間だけではなく、取引先の相手に対してももちろん言える。
なんかこの人うさんくさいなぁ、そんな人には信頼は当然置けないし、逆に何かのきっかけでふと信頼感が増すことがある。
これはビジネスだけではなく、プライベートでもそうだろう。
あなたのことを知りたい、そう言葉に出さなくてもそんな気持ちが伝わってくれば嬉しいし、相手への見方が変わるかもしれない。
そして「あなたのことを知りたい」とあえて言葉に出すことは結構大事なのかもしれない、と私は先の上司とのワンオンワンミーティングで感じた。
今後これはプライベートでも使っていきたいと思う。
なかなか言う機会はないかもしれないし、タイミングも難しいだろう。
ただこれから先、出会う相手に対して言うと、結構な確率で好意度は上がるような気がする。なぜなら私がそうだったからだ。
今後はこの言葉を口にして、相手の反応や私に対する思いなどがどう変化するか、見てみたいと思う。
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