ビリー@クリエイティブ職です。
世間的なイメージはよく、初対面の女性にどんな仕事をしているか言うとたいてい好反応です。
「クリエイティブな仕事って憧れます!」
「一からものづくりをするなんてすごいです」など。
本心かお世辞か本当のところはわかりませんが、プラスに働くことが多いです。
とはいえ、実際は地味な作業がほとんどです。
このように、ふつうのビジネスパーソンからするとクリエイターはある種センスや才能で仕事をしていると思われがち。
そんなふつうのひとにクリエイティブとは何かを説明しているのが本書です。
右脳と左脳は単なるメタファー。実際には左右で分かれているわけではない
とはいえ、決して簡単な内容ではありません。
第一章、第二章に出てくるのは脳科学。
大脳新皮質や大脳辺縁系など聞きなれない用語が出てきます。
ここがこの本の肝だと私は思います。
人間の大脳がどのようなメカニズムではたらいているのか。
筆者はこの説明をじっくりしています。
個人的には巷間言われているような右脳=イメージ、左脳=論理という区別はじつはなくて、
先の大脳新皮質と大脳辺縁系が分担しているということは大きな驚きでした。
人は「好き」を好きになる。
後半は筆者の手がけてきた事例をもとに、「好き」を活用してクリエイティブ施策を実施していくことのよさなどが展開されていきます。
なぜ「好き」がいいのかは、一・二章で明らかになっています。
読んでみて自分の仕事の再確認になったり、勉強しなればいけないと思っていたのに目を背けていたことはやはりやらないといけないと思ったり、学びの多い本でした。
ページ数としては非常に少なく、広告の事例も多いので、タイトルにあるようにクリエイティブ職ではない人にもおすすめの一冊です。
画像引用:Narrative Genes
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